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日本のアリの分類

アリは、動物界(Animalia)→節足動物門(Arthropoda)→大顎亜門(Mandibulata)→昆虫網(Insecta)→ハチ目(Hymenoptera)→ハチ亜目(Apocrita)→スズメバチ上科(Vespidae)→アリ科(Formicidae)に属します。


世界に現生するアリは12亜科に分類されますが、亜科の分類は研究者によって多少異なるようです。日本に生息するアリは次の8亜科に分類されています(50音順)。


・カタアリ亜科(Dolichoderinae)…腹柄は1節、幼虫は繭を作らない。日本からはシベリアカタアリ、ルリアリなど6種類が知られている。


・クシフタフシアリ亜科(Pseudomyrmecinae)…


・クビレハリアリ亜科(Cerapachyinae)…アリを主食とするグループ、他種のアリを集団的に襲撃し、コロニーの移動を頻繁に行う。日本から2種類が知られている。


・ヒメサスライアリ亜科(Aenictinae)、サスライアリ亜科(Dorylinae)…アジア、アフリカの熱帯、亜熱帯地方に生息するアリ。コロニーを頻繁に移動し、巣が一定しない放浪期と、一定期間巣に定住する停滞期が交互に現れるグループ。アフリカのグンタイアリなど。日本からは沖縄のヒメサスライアリ(西表島)が知られている。


・ハリアリ亜科(Ponerinae)…腹柄節は1節、腹部の第1節と第2節の間にくびれが多少あり、毒針がある。日本からはアギトアリ、オオハリアリ、ノコギリハリアリ、ワタセハリアリなど約20種が知られている。


・フタフシアリ亜科(Myrmicinae)…もっとも大きな亜科、130属2000種以上を含む。腹柄節は2節、腹端に毒針がある。日本からはアシナガアリ、アミメアリ、ウロコアリ、クロナガアリ、シワクシケアリなど約70種類。ハキリアリもこの亜科に含まれる。


・ムカシアリ亜科(Leptanillinae)…サスライアリ、グンタイアリの近縁グループと考えられている。小形で細長いアリ、雌は無翅、雄ははねの翅脈を欠く。日本からは、ヤスマツムカシアリなど5種類が知られている。


・ヤマアリ亜科(Formicinae)…フタフシアリ亜科の次に多くの種を含む亜科である。腹柄節は1節、腹部末端に毒針はない。幼虫は繭をつくる。日本からはアメイロアリ、クロオオアリ、クロヤマアリ、サムライアリ、トゲアリ、トビイロケアリなど約60種が知られている。ツムギアリ、ミツアリもこの亜科に含まれる。


その他、オーストラリアに生息するアカツキアリ亜科(Nothomyrmiciinae)、スリランカに生息するハリルリアリ亜科(Aneuretinae)は1属1種です。また、オーストラリアとニューカレドニア島にはキバハリアリ亜科(Myrmeciinae)のアリが生息していることが知られています。グンタイアリ亜科(Ecitoninae)は中央アメリカから南アメリカの熱帯、亜熱帯地方に生息しています。ナガフシアリ亜科(Pseudomyrmicinae)は全世界の熱帯、亜熱帯地方に分布していますが、日本ではまだ発見されていません。

これ以外に、アメリカのニュー・ジャージー州の白亜紀層の琥珀から発見されたアケボノアリ1種からなる亜科が知られています。アケボノアリは、知られているアリの中でも原始的な形態を持っていますが、カーストの分化があり、1億年前にはすでに階級と役割が分化した社会性を有していたことがわかります。

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